◆◇ ミーアンドマイガール ◇◆


初演年月・国1937年12月16日  ビクトリア・パレス・シアター(英国)
(リバイバル版)1985年2月  アデルフィ・シアター(英国)
主なスタッフプロデューサー・脚本・作詩・演出:ルピノ・レイン/作曲:ノエル・ゲイ
主な出演者ノエル・ゲイ/テディ・セント・デニス/ベティ・フランキス/ジョージ・グレイプス
日本初演年月1987年5月  宝塚大劇場
主な出演者剣幸/こだま愛/春風ひとみ/郷真由加/涼風真世/桐さと実
ストーリー 1930年代のイギリス。ロンドンのヘアフォード家のパーティーの出席者たちの話題は名門貴族のヘアフォード伯爵家の世継ぎ問題。亡くなった当主の遺言では、当主の落とし胤で長年行方不明の息子を捜し出し、彼が貴族としてふさわしい人間ならば、彼に跡を継がせること。
 今夜その落とし胤を弁護士が捜しだし、屋敷に連れてくるという。
 そのことで面白くないのは、その遺産を当てにしていた公爵夫人の姪ジャッキーとその婚約者のジェラルド。何とジャッキーは婚約を解消して、新しい世継ぎをモノにするとまで言い出す始末。
 いよいよその落とし胤が屋敷にやってくる。彼を公爵夫人マリアとジョン卿の二人が遺言執行人として、伯爵家にふさわしい人物かどうかを判定して爵位と財産を相続させるのだ。
 やってきた世継ぎはウイリアム(ビル)という青年で、ランベス(下町)育ちの粗野な青年だった。
 これには一同が驚き、結局ヘアフォード家の当主として恥ずかしくないように公爵夫人がビルに世継ぎ(行儀)教育をすることになった。
 ビルにはサリーという恋人がおり、ロンドンにも一緒にやってきていた。サリーは最初はビルと共にヘアフォード家に入ることを素直に喜んでいたが、事情が分かるにつれて(自分がいるとビルのためにならないから、自分は身を引いた方がよいのではないかと考えるようになった。)
 一方、ジャッキーはビルの行儀教育の手伝いを買って出ていた。もちろんビルの気を引くためで、あの手この手で誘惑する。
 その頃、マリアとジョン卿はビルについて意見が対立していた。ジョン卿は「ビルを教育しても無駄」と言い、マリアは「教育を続ける」と言う。すでにビルの継承披露パーティーの招待状を発送していたのだ。こうしてビルの教育は続けられた。
 パーティ当日、ビルはかろうじて当主として堂々と振る舞っていた。そこにサリーがランベス時代の仲間たちを引き連れてやってきた。サリーは自分とビルが住む世界が違うということをビルに悟らせるために、わざとそんな振る舞いをし、「ランベスに帰る」と言う。しかしビルは「サリーが帰るのなら自分も帰る」と言う。

 翌朝、サリーは公爵夫人に呼ばれて伯爵家にやってきた。公爵夫人の「ビルをもう愛していないと言って欲しい」との頼みをビルのために承知して、ランベスに戻ってしまう。
 それを知ったビルはサリーを追いかけてランベスに行くが、その時サリーは事情を知ったジョン卿の手でどこかに移されていた。
 それを知らないビリーは、大金をかけてサリーの行方を探させるがサリーの行方は分からなかった。
 公爵夫人がサリーを隠したに違いないと考えたビルは怒り、「サリーと結婚できないのなら、伯爵になるのは止めてこの家を出てサリーを探して一緒になる」と荷物をまとめて家を出ようとしたとき、ジョン卿が貴婦人に変身したサリーを連れてきた。
 サリーはジョン卿の計らいで貴婦人修行をしていたのだ。(ヒギンズ教授の手で!)
 こうして二人は結ばれ、ビルとサリー・公爵夫人とジョン卿・ジャッキーとジェラルド3組のカップルができあがり幕。


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